マタマタ

マタマタ

(ジャマランディさん)05/7/14
“マタマタ”とは現地語で“皮膚”を意味するそうです。首や足のひだ状突起を指しているのでしょう。

(補足情報)
首を伸ばして息継ぎをしているところ。不思議なカメです。

at アクア・トトぎふ
by ジャマランディ様


分類: 脊索動物門  爬虫綱  カメ目  ヘビクビガメ科
学名: Chelus fimbriatus
英名: Mata mata
別名:
特徴:

ベネズエラからブラジル、ボリビアにかけての南アメリカ、オリノコ川・アマゾン川流域に分布します。地域によって多少、体形や体色に変異があるようです。

浅い水路や沼地などに暮らし、流れのほとんどない、泥底の環境を好みます。単独で暮らし、水底でじっとしていることがほとんどで上陸したり水中を泳いだりすることはほぼありません。
肉食性で、水中で近寄ってくる小魚やエビなどを待ち伏せ、大きな口で水とともに飲み込んでしまいます。

甲羅は扁平で、3本のキールがあります。頭部は口先がとがり、左右にとがった皮弁があることから、上から見ると三角形に見えます。頚部の両脇にもひだ状の皮弁が付いています。頭は大きく、甲羅の中に引っ込めることはできません。
四肢は貧弱で、水中を泳いだり素早く歩き回ったりする能力は非常に低いようです。
比較的大型のカメで、甲長45cmほどになります。

産卵は10〜12月頃に観察されており、水辺に近い土の中に直径3.5cmほどの球形の卵を12〜28個産みつけます。卵は約200日後にふ化し、子はそのまま独立して生活します。

独特の外見や生態からペットとして飼育され、動物園や水族館でもしばしば展示されます。

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