コモドオオトカゲ

コモドオオトカゲ

(Ranさん)05/5/15
コモドドラゴンです。

(補足情報)
世界最大のトカゲとして世界的にもよく知られた種類。

at シンガポール動物園
by Ran様


分類: 脊索動物門  爬虫綱  有鱗目  オオトカゲ科
学名: Varanus komodoensis
英名: Komodo dragon
別名:
特徴:

インドネシア東部、小スンダ列島の中にあるコモド島やフロレス島、リンチャ島など5つの島のみに分布。

海辺などにもみられますが、主に比較的乾燥したサバンナや林に生息します。
繁殖期以外は単独で生活し、体を冷やすときや休息する際には地面に掘った穴の中に入ります。

幼体は木に登り、トカゲやヤモリ、昆虫、鳥の卵などを捕えて食べますが、成長すると地上に降りてシカやイノシシなどを襲って食べるようになります。スイギュウを倒した例もあるといわれます。また、死肉も餌とします。

世界最大のトカゲであり、全長2〜3m、体重60kg以上にも及びます。ただし、全長で言えば同属のハナブトオオトカゲの方が大きくなるともいわれます。

体表は褐色で目立った斑紋はなく、鼻先はあまりとがらずに幅広くなっています。また、全体にがっしりした体つきをしています。
大型種ではありますが動きは敏捷で、泳ぎも巧みです。

繁殖期になると、オスはメスに近づいて、メスの体に鼻先をこすりつけたり、舌でなめたり、爪で背中を引っ掻いたりします。
メスは交尾の後、地中に多くとも30個ほどの卵を産みます。卵を温めるため、ツカツクリの巣を利用することもあります。

かつて、皮をとるために多数が捕獲されたほか、生息地の森林が減少しつつあることなどから数が減少し、現在では厳重に保護されています。
国外への持ち出しも厳しく制限されており、日本では上野動物園に1頭が飼育されるのみ(2005年5月現在)。アメリカ合衆国のワシントン動物園では繁殖プログラムがつくられ、実際に飼育下繁殖にも成功しています。




<コモドオオトカゲ・ギャラリー>

国内では上野動物園に1頭が飼育されるのみ(2005年5月現在)。

さすがに大型で迫力がある。

at 上野動物園
コモドオオトカゲ

顔のアップ。鋭い爪にも注目。

at 上野動物園
コモドオオトカゲ
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