外国産トカゲ類としては圧倒的な知名度を誇る。

ペットとして人気があるが、大型になるので飼育するには相当の覚悟が必要な動物である。

メキシコからパラグアイまでの中央・南アメリカ、および西インド諸島に分布。
熱帯雨林の樹上にすみ、川などの水辺に近い場所をとくに好みます。敵に襲われたときには水中に逃げ込むこともあるようです。餌は植物質のものが主。

名前の通り緑がかった体色をしており、とくに幼体で鮮やかです。背にはタテガミ状の突起が並び、とくにオスでは長く発達します。また、耳孔の下に大きな丸いうろこがあるのが本種の特徴です。

あごの下にはひれ状の咽頭垂と呼ばれる突起があり、求愛や縄張り争いの際には、この咽頭垂を大きく広げて首を左右に振ります。
卵生で、一度の産卵に25〜45個の卵を産むとされるようです。

アメリカなどでは飼育下繁殖が盛んに行われ、日本にもペットとして輸入されていますが、全長150�p近くなることなど、飼育スペースの問題からしても飼う人を選ぶ動物であるといえます。

全身。

尾は非常に長く、黒帯があるのが特徴。

雌雄ともに、のどの下には咽頭垂とよばれる突起が発達する。