メキシコサラマンダー

メキシコサラマンダー

野生体色の個体。

「アホロートル」とか「ウーパールーパー」と言った方が通りがよいかもしれない。

(個人飼育個体)


分類: 脊索動物門  両生綱  有尾目  マルクチサラマンダー科
学名: Ambystoma mexicanum
英名: Mexican salamander, Axolotl
別名:
特徴:

現在は、メキシコ峡谷のソチミルコ湖にごく少数が分布するのみです。かつては周辺のチャルコ湖などにもみられましたが、現在では絶滅しています。

高地の湖が生息域で、水底を歩き回りながら貝や小型の魚類、水生昆虫などを見つけると吸い込むようにして食べます。

本来、幼生のもっている形質を性的に成熟した段階でも示す「幼形成熟(ネオテニー)」の例として非常によく知られている動物です。
本種の場合、羽のように発達した外鰓と、尾びれの上下のひれが幼生の形質となります。多くのサンショウウオ類では変態とともにこれらの特徴は失われますが、本種は成長後もこの形質が残ります。

繁殖の際には、まずオスがメスの総排泄口周辺をつつくようにし、その後、メスの周辺を歩き回ります。さらに、オスはメスから離れて歩き出し、尾を大きく左右に振りながら精包と呼ばれる精子の入ったカプセルを産み落とします。メスは精包を総排泄口の中に取り込み、受精を完了させます。
卵は1個ずつゼリー状の分泌物に包まれ、水草や水底の岩などに産み付けられます。

実験動物、ペットとしてよく用いられていますが、野生では生息環境の悪化や、幼体を食べてしまう魚の導入などによって数が激減しています。




<メキシコサラマンダー・ギャラリー>

おそらく、一般的には写真のようなアルビノ個体の方がよく知られている。

at サンシャイン国際水族館
メキシコサラマンダー(アルビノ)
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