シシオザル

シシオザル

迫力ある顔つきだが、実は日本人にとって馴染み深いニホンザルと同属に分類される。

生息地では数が減少しつつある。

at ズーラシア


分類: 脊索動物門  哺乳綱  霊長目  オナガザル科
学名: Macaca silenus
英名: Lion-tailed macaque
別名:
特徴:

インド南西部のごく限られた地域にのみ分布。

熱帯林に10〜20頭の群れで暮らし、半地上性の種が多いMacaca属の仲間としては樹上性の強い種類です。
1〜数頭のオスを含む群れで生活し、主に果実を餌とするほか、しばしば昆虫などの動物質のものを食べることもあります。

群れにははっきりとした縄張りがあり、オスはしばしば大きな鳴き声を出して自分たちの縄張りを知らせて、他の群れとの距離を調整します。

先端に毛房のある長い尾がライオンに似ていることからこの名が付けられました。
また顔の周りには長いタテガミ状の毛が生えており、その容貌をますます迫力あるものにしています。ただしライオンと違い、このタテガミは雌雄ともにみられます。

メスは雨季の頃に1頭の子を産みます。生まれた子のうち、メスは成熟した後も群れにとどまり、オスは群れを離れて暮らすようになります。

かつては肉を食用とするために乱獲されたほか、現在でも森林の伐採によって生息地が失われており、元々の分布も狭いことから絶滅が危惧されています。




<シシオザル・ギャラリー>

(くりかわさん)04/12/10
動物ニュース掲示板でも話題になっていた、日本平のシシオザルの赤ちゃんです。

(補足情報)
成体はタテガミ状の毛と、名の通りライオンのような尾をしています。

at 日本平動物園
by くりかわ様
シシオザル(子ども)

名の由来ともなっている尾。先が房状になっていて、ライオンのものと似ている…?

at ズーラシア
シシオザル(尾)
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