オカピ

オカピ(オス)

ジャイアントパンダコビトカバと共に、世界3大珍獣の1つ。

日本ではズーラシアが初めて導入し、2005年12月現在では他に上野でも飼育している。

at ズーラシア


分類: 脊索動物門  哺乳綱  偶蹄目  キリン科
学名: Okapia johnstoni
英名: Okapi
別名:
特徴:

アフリカ中部、ザイール北東部のよく茂った熱帯雨林にのみ局地的に分布。

主に密生した熱帯雨林に生息しますが、川沿いの林で目撃されたこともあります。
単独で生活し、昼間活動します。森林の中の決まったコースを歩き回り、主に木の葉や根などを餌としています。

体は暗褐色で、体毛は非常に短くビロードのようになめらかです。顔から首にかけて白色であるほか、四肢の下部は白色、腿の部分は黒と白の縞模様をしています。

キリン科の原始的な特徴を残した動物であると言われますが、1900年に初めて西洋人に発見されたときには、キリンとは似ても似つかないことや、その顔つきなどからロバの仲間と勘違いされていました。

野生での繁殖生態についてはよく分かっていませんが、飼育下の観察では8〜10月頃に1子を産むようです。母親と子は森林の中につくられた隠れ家でしばらく過ごします。この間、母親は外敵がやってくると激しく攻撃します。

野生での生息数についてはよく分かっていませんが、生息地の開発などによる個体数の減少が危惧されています。

2005年12月現在、国内ではズーラシアと上野動物園でのみ飼育展示されています。




<オカピ・ギャラリー>

成熟したオスでは、頭部に角状の突起がよく発達する。

at ズーラシア
オカピ(オス)

こちらはメス。突起はあまり発達しない。

ズーラシアでは、繁殖にも見事成功している。

at ズーラシア
オカピ(メス)
動物さくいんへ

図鑑トップへ

サイトトップへ
inserted by FC2 system