オグロワラビー

オグロワラビー

(すえひろさん)04/4/1
とりあえずご挨拶代わりに一枚お持ちしました。
日本平動物園のオグロワラビー〔赤ちゃん付き〕です。

(補足情報)
体色の美しいワラビーです。

at 日本平動物園
by すえひろ様


分類: 脊索動物門  哺乳綱  有袋目  カンガルー科
学名: Wallabia bicolor
英名: Swamp wallaby
別名:
特徴:

サウスオーストラリア南東部からクイーンズランド東部にかけての、オーストラリア東岸に分布するワラビーの一種。
分布によっていくつかの亜種に分かれるようで、金沢・野毛山の両動物園ではキタオグロワラビー(W.b.mastersii)の名で展示しています。

森林や沼地などにすみ、ややひらけた場所に現れることもあります。単独性で、主に夜間、草の葉を食べています。餌場ではしばしば、数頭が集まることもあるようです。

体は全体に褐色で、四肢と尾は黒っぽい色をしています。また、顔の側面にオレンジ色のラインが走っているのが特徴です。オスの方がやや大きくなります。

繁殖の時期はとくに決まっていません。ふつう1産1仔で子は生まれてから8〜9ヶ月ほどは母親の袋に入って過ごします。

妊娠期間より排卵周期が短いという変わった哺乳類で、妊娠期間の終盤に交尾が行われた場合、子宮内に発育ステージの異なる2つの胚が存在することになります。
また、先に育っていた子が生まれると、その子が母乳を飲んでいる間は2個目の胚の成長が起こらず、前の子が袋を完全に出てから再び発生が進みます。

スナイロワラビーと交雑する例が知られることからMacropus属に含まれるとする説もありますが、上記の特異な繁殖様式や歯の構造の違いなどから、現時点では独自の属に分類されています。




<オグロワラビー・ギャラリー>

亜種キタオグロワラビーの後ろ姿。確かに尾は黒いが、そこまでの特徴でもない?

at 野毛山動物園
亜種キタオグロワラビー
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