フクロアリクイ

フクロアリクイ

(よしみ☆さん)06/2/4
何か載っていないのを。
ナンバット(Numbat)ならどうでしょうか?
オーストラリア南西部に生息している動物です。

(補足情報)
とても可愛らしい有袋類ですが、残念ながら日本では見ることができません。

at パース動物園
by よしみ☆様


分類: 脊索動物門  哺乳綱  有袋目  フクロアリクイ科
学名: Myrmecobius fasciatus
英名: Numbat
別名:
特徴:

かつてはオーストラリアの南部、および中央部の乾燥地帯に広く分布していましたが、現在ではウェスタンオーストラリア州の南西部でしかみることができません。

比較的乾燥したユーカリ林や疎林に単独で暮らします。昼行性で、夜は倒木の洞や地面に掘った巣穴の中で休みます。
広い縄張りをの中を歩き回りながら餌となるシロアリやアリを探し、巣を発見すると脚で破壊して舌で舐めとって食べます。有袋類の中で、シロアリやアリなどを専食するのは本種のみ。

体は赤褐色で、背中の後半部には黒と白の横縞模様があります。耳の付け根から鼻筋にかけて、白く縁取られた黒色線があるのが特徴。尾には長い毛が生えています。

繁殖期は12月から翌年の5月頃で、メスは巣穴の中で2〜4頭の子を産みます。
有袋類にもかかわらず育児嚢はなく、子は乳首に吸いついたまま、母親の腹の上で4ヶ月ほど過ごします。その後、母親は子を巣穴に置いて採食に出かけるようになり、生後約9ヶ月後には、子は親の下を離れひとりで暮らし始めます。

開発による生息地の減少や、移入されたキツネ、野イヌ・野ネコによる捕食などによって数が減少しています。飼育下で繁殖した個体を野生復帰させる試みも始まっているようです。

2006年2月現在、日本国内の動物園では見ることができません。

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