ニホンザル

亜種ホンドザル

亜種ホンドザル。

日本人にとって「お猿さん」としてあまりにも馴染み深い動物。
近年では農業被害のため害獣として捕獲されることもある。人との軋轢を減らすためにも、無闇に野生個体に餌付けするのは慎みたい。

at 千葉市動物公園


分類: 脊索動物門  哺乳綱  霊長目  オナガザル科
学名: Macaca fuscata
英名: Japanese macaque
別名:
特徴:

北は青森県の下北半島、南は屋久島にまで分布する、日本固有種。 ヒトを除いた霊長類の中で最も北にすむ種として、世界的にもよく知られています。

開けた森林などに数十頭〜100頭近くになる群れで生活し、半地上生活をしながら果実、木の葉、昆虫など様々なものを食べます。
群れは少数のオスと多くのメス、その子供たちから成っています。順位制が存在しますが、近年の生態学的研究などから「ボス猿」はいないことが判明し、最も順位の高い個体のことは「第1位オス」とか「α−オス」と呼ぶよう改められました。

関東近郊では冬から3月頃にかけてが発情期で、初夏の頃に子供が生まれます。子供の動きはたいへんかわいらしく、動物園でも人気があります。

動物園でもお馴染みの「サル山」は、千葉県の愛宕山をモデルに、上野動物園が昭和初期に造ったものが元祖で、それが後々全国の動物園に広まりました。実際には野生のニホンザルは主に森林をすみ家とし、「サル山」のような岩山にはあまりみられません。

屋久島にすむものはヤクシマザル(M.f.yakui)、それ以外の地域で見られるものはホンドザル(M.f.fuscata)と呼ばれ、それぞれ別亜種に分類されます。




<ニホンザル・ギャラリー>

生後2ヶ月ほどのホンドザルの子ども。

同年代同士や、少し年上の子どもと活発に遊びまわる。

at 千葉市動物公園
亜種ホンドザル(子供)

生まれて1年弱と思われる。

よく遊び、母親に甘える姿は愛嬌があり、お客さんにも人気がある。

at 千葉市動物公園
亜種ホンドザル(子供)
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