クビワオオコウモリ

亜種オリイオオコウモリ

亜種オリイオオコウモリ。沖縄本島に分布する。

首周りの毛の色は、亜種によって異なるらしい。果物をむさぼり食べる様子が印象的。

at 上野動物園


分類: 脊索動物門  哺乳綱  翼手目  オオコウモリ科
学名: Pteropus dasymallus
英名: Ryukyu flying fox
別名:
特徴:

口永良部島、トカラ列島、沖縄島、八重山諸島、大東列島、および台湾に分布し、次の5亜種に分けられます。

  • エラブオオコウモリ(P.d.dasymallus
  • ダイトウオオコウモリ(P.d.daitoensis
  • オリイオオコウモリ(P.d.inopinatus
  • ヤエヤマオオコウモリ(P.d.yaeyamae
  • タイワンオオコウモリ(P.d.formosus
それぞれの亜種は体の大きさや首の周りの毛の色から識別できます。

口永良部島とトカラ列島に分布する亜種エラブオオコウモリは、世界で最も北にすむオオコウモリの仲間。また、台湾の亜種は野生下では絶滅したと言われています。

夜行性で、昼間は木の枝にぶら下がって休みます。ときに1本の木に多くの個体が集まって休むこともあるようです。
餌は果実や花、葉が主で、昆虫を食べることもあります。食べる際には、餌を噛んで水分だけを摂り、残ったかすをペリットとして吐き出します。

コウモリの仲間ですが、本属のグループは超音波を使うことができず、代わりに視覚も用いることができます。

春から夏にかけて1頭の子を産みます。子は母親が面倒を見ます。

しばしば栽培されている果樹に被害を与え、問題になっています。一方では、森林の伐採などによる生息地の破壊から、個体数が減少することが危惧されています。




<クビワオオコウモリ・ギャラリー>

(くらげねこさん)04/7/4
沖縄おもしろかったですよー。
オオコウモリが放し飼いにされてるとはおもわなかったです。
ネオパークはおもしろいところでございます。

(補足情報)
もしかしたらインドオオコウモリかも…。
インドはもっと耳が大きくて吻がとがると思うのですが、何かお気づきの方はご教示ください。

at ネオパークオキナワ
by くらげねこ様
亜種オリイオオコウモリ

(ぴっぴさん)05/7/26
6/11生まれのオリイオオコウモリの赤ちゃん@上野Zoo
これも撮影は7/8です。

(補足情報)
生まれた子はしばらくは母親のお腹にしがみついて育ちます。

at 上野動物園
by ぴっぴ様
亜種オリイオオコウモリ(親子)
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