インドサイ

インドサイ

アジアには3種のサイが分布するが、2005年11月現在、日本で飼育されているのは本種のみ。

3ヶ所の動物園でみることができる。

at 東山動物園


分類: 脊索動物門  哺乳綱  奇蹄目  サイ科
学名: Rhinoceros unicornis
英名: Indian rhinoceros
別名:
特徴:

インドからネパールにかけての南アジアに分布。かつてはパキスタンなどにも生息しましたが、現在では絶滅したとされています。

河川の氾濫原や沼地、水辺から近い森林などに生息。単独性で、草や水草、果実などを食べる草食性です。摂餌は夕方と早朝によく行われますが、昼夜問わず行動します。

体は灰色で、体毛はありません。皮膚は厚くて固いもので、可動性を残すためにところどころにひだが発達しています。このために、まるで鎧をかぶっているかのような独特な姿となっています。吻部には雌雄ともに1本の角をもちます。

繁殖期はとくに決まっていません。約16ヶ月の妊娠の後、メスは1頭の子を産み、単独で子育てを行います。メスは次の子を産むまでに約3年ほどかかるのが普通で、次の子が生まれる前になると前の子どもは母親のもとを追われ、独立します。

角は漢方薬の原料になるとされ、古くより乱獲されて絶滅の危機に陥りました。現在では保護政策により少しずつ数を回復しつつありますが、それでも密猟は続いており、問題視されています。




<インドサイ・ギャラリー>

(A Globe-Trotterさん)05/10/24
お詫びにネパール・チトワンのサイを。

at ネパール(野生)
by A Globe-Trotter様
インドサイ

東山動物園で2003年12月に生まれたオスの子「セラ」と母親の「ニルギリ」。生後約1年3ヶ月の写真。

at 東山動物園
インドサイ(親子)

湿地に生息する種らしく、水に入るのをたいへん好む。

at 金沢動物園
インドサイ
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