ハクビシン

ハクビシン

(keijiさん)04/5/19
さて、写真はハクビシンさんです。
いろいろ言われていましたが、よくよく見るとかわいいんですね。

(補足情報)
顔の中心を通る白いラインが、和名の由来です。

at 市川市動植物園
by keiji様


分類: 脊索動物門  哺乳綱  食肉目  ジャコウネコ科
学名: Paguma larvata
英名: Masked palm civet
別名:
特徴:

ヒマラヤから東南アジアにかけて、中国や台湾、および日本に分布。国内では本州と四国だけに分布しています。

日本での分布に関しては、国外から持ち込まれたものが野生化したものとして扱うのが一般的なようですが、古くより分布していたとする説もあります。

移入動物とする理由としては、本来であれば、南方から分布を広げてきたのが自然なはずなのに、九州での分布が確認されていないから、ということが挙げられます。

一方では、日本でみられる個体群が他の地域に生息するどの個体群と共通のものなのか、未だにはっきりしておらず、従って日本で古い時代より分化して生じたものだとする考えもあるようです。

平野から山地までの森林などに広くみられ、人家の屋根裏などに侵入することもよくあります。
夜行性で、木の上を歩き回りながら果実や昆虫、爬虫類など雑多なものを食べます。人家近くでは果樹園を荒らしたりして、害獣と見なされることもあるようです。

体は樹上での生活によく適応しており、手足は短く、尾が長いのが特徴です。また、額から鼻にかけて白い線があり、「白鼻芯」の和名の由来にもなっています。




<ハクビシン・ギャラリー>

一応、全身の写真を。
四肢は短く、安定していて樹上を移動するのに適した体型。

at 市川市動植物園
ハクビシン

木登りは非常に得意。
枝の間にぶら下がって眠っている姿もよく見かける。

at 井の頭自然文化園
ハクビシン

後足の裏。

全体に無毛で、イヌ・ネコのような肉球はない。

また、中指と薬指(矢印のところ)が根元で融合しているのが特徴。木登りをするときなど助けになるのかもしれない。

at 市川市動植物園
ハクビシン(足の裏)

スマトラ島産の亜種、P.l.leucomystax。見慣れたものとはずいぶん印象が異なる。

「白鼻芯」というよりは、「白尾芯」かつ「白眉芯」といった感じ?

at 大宮公園小動物園
ハクビシン(亜種leucomystax)
動物さくいんへ

図鑑トップへ

サイトトップへ
inserted by FC2 system