アジアゾウ

アジアゾウ

金沢動物園のオス「ボン」は、亜種インドゾウ。オスは牙が長く発達する。

アジアゾウの飼育下繁殖は、これまで国内での成功例が全くなかったのだが、2004年3月に神戸市の王子動物園が初めて成功した。

at 金沢動物園


分類: 脊索動物門  哺乳綱  長鼻目  ゾウ科
学名: Elephas maximus
英名: Asiatic elephant
別名:
特徴:

インドや東南アジア、中国の一部に分布。メスを中心とした群れで生活し、木の葉や枝、果実などの餌を食べつつ、森林を移動しながら生活しています。
頭胴長6m、体高3m、体重は4〜5t近くになり、アフリカゾウよりは小型ですが、それでもかなりの大きさです。

生息地によってインドゾウ(E.m.bengalensis)、セイロンゾウ(E.m.maximus)、タイゾウ(E.m.hirstus)、スマトラゾウ(E.m.sumatranus)などの亜種に分けられ、日本の動物園ではインドゾウ、セイロンゾウ、タイゾウの3亜種が飼育されています。

国内の動物園における繁殖例がほとんどないのは、これらの亜種間交雑を避けるため、あるいは施設の都合上、一つの動物園における群れ飼育が難しいことが一因であると考えられます。
今後、国内のゾウの高齢化も懸念される中、飼育下での繁殖を積極的に行っていくことが望まれ、そんな中で王子動物園の「ズゼ」が元気な子を出産したことは、非常に喜ばしいニュースであると言えるでしょう!




<アジアゾウ・ギャラリー>

(くりかわさん)04/3/31
画像も貼れるようですので、先日小田原で撮って来た梅子さんをペタリ。 梅子さんのかわいらしさに、今まで会ったゾウの中で 一番好きなゾウになってしまいました。

(補足情報)
小田原動物園の「梅子」はインドゾウで、日本で2番目に高齢のゾウです。ちなみに1位は王子動物園のインドゾウ、「諏訪子」。

at 小田原動物園
by くりかわ様
インドゾウの「梅子」

老ゾウ・シリーズ第2弾は、井の頭のタイゾウ「はな子」。

戦後の日本の動物園人気を支えてきた重要なメンバーのひとりである。

at 井の頭自然文化園
タイゾウの「はな子」

(keijiさん)04/4/26
動物撮影を始めて、ようやく一年経ちました。
とにかく早かったです。それだけ充実していた、 ということかもしれませんね。

(補足情報)
愛を確かめ合う(?)インドゾウのペアです。牙の生えてる右側がオス。

at ズーラシア
by keiji様
亜種インドゾウ

多摩の「アヌーラ」(オス)は、亜種セイロンゾウ。
セイロンゾウは体が小さく、色が黒っぽいのが特徴らしい。

at 多摩動物公園
亜種セイロンゾウ

アジアゾウの全身骨格。

長い鼻は筋肉のみから成るため、骨がない。
巨大な頭骨と、それを支えている強い首や背骨もゾウの仲間の特徴である。

at 千葉市動物公園
アジアゾウの全身骨格
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