ウミタナゴ

ウミタナゴ

(どふらいんさん)05/6/19

(補足情報)
卵でなく仔魚を産む魚として非常に有名。

by どふらいん様


分類: 脊索動物門  条鰭綱  スズキ目  ウミタナゴ科
学名: Ditrema temmincki
英名:
別名:
特徴:

北海道中部以南から九州にかけての日本各地沿岸、および朝鮮半島南部に分布。

沿岸の岩礁に生息し、とくに海藻のよく茂った場所を好みます。餌は甲殻類やゴカイなどの底棲生物が主です。

体は側偏し、全身が銀色で目立った斑紋はありません。
同属のアオタナゴに非常によく似ますが、本種では目から上顎にかけて2本の暗色斜線があるのに対し、アオタナゴでは1本しかないこと、本種ではしりびれ基底が黒くないが、アオタナゴは黒くなっていることなどから識別できるとされます。

元来ウミタナゴとされてきた種には、体が赤みがかる「アカタナゴ型」と、全身が銀色の「マタナゴ型」の2型が知られており、これらが別種となる可能性もあります。

胎生の魚として知られ、オスのしりびれの一部は交接器となっています。
交尾は秋頃に行われ、仔魚はメスの体内でふ化します。仔魚は分泌される栄養分を摂りながら体長5cm近くまで成長し、翌年の春になると産み落とされます。"出産"の際には尾びれから先に出てきます。

食用となります。

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