シロウオ

シロウオ

(松本隆さん)06/3/29
写真の個体は子持ちでしょうか。 卵らしきオレンジ色の粒々が見えます。 また、体の真ん中辺りに大きな泡のような器官がありますね。 写真では泡に見えますが、肉眼では水銀にように見えます。

(補足情報)
「泡のような器官」はうきぶくろのようです。

at 姫路市立水族館
by 松本隆様


分類: 脊索動物門  条鰭綱  スズキ目  ハゼ科
学名: Leucopsarion petersii
英名:
別名:
特徴:

北海道から鹿児島までの日本各地、朝鮮半島南部に分布。

普段は波の穏やかな内湾域に生息し、群れで小型の甲殻類などを餌としています。

体はやや側扁し、背びれは1基のみ。生時には体は半透明です。また、メスでは腹部に黒色点列があることからオスと識別できます。

繁殖期は春で、この頃になると成魚は大群で、水のきれいな川の下流に遡上します。オスは岩の下などに巣をつくり、ここにメスを呼び入れて産卵させます。卵は石に付着して成長し、約2週間後にふ化します。
繁殖に関わったオス・メスは産卵のあと、死亡します。

ふ化した仔魚は再び海へと下り、翌年の春に産卵のため河川へ戻ってきます。

食用魚として知られますが、生息するための環境が少なくなっていることから、資源の減少が危惧されています。

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