ヌマチチブ

ヌマチチブ

(どふらいんさん)05/1/25

(補足情報)
水質の汚濁に強い魚のようで、都市部の河川などでもよくみられます。

by どふらいん様


分類: 脊索動物門  条鰭綱  スズキ目  ハゼ科
学名: Tridentiger brevispinis
英名:
別名:
特徴:

北海道から九州までの日本各地、サハリン、朝鮮半島、中国、台湾に分布。

河川の中流から河口に至るまで、さらにはため池や汽水湖など幅広い環境で見ることができます。
石の転がっているような礫底の環境を好み、単独で暮らします。水生昆虫や小型の甲殻類、さらには付着藻類なども食べる雑食性。

繁殖期は春から夏にかけて。
オスはこの時期になると全身が黒くなり、転石の下や空き缶などを縄張りとしてメスを誘います。産卵後はオスがふ化するまでのあいだ卵を保護し、生まれた仔魚は1ヶ月ほどの浮遊生活を送ってから着底、群れで河川を遡上します。

近縁のチチブに非常によく似ますが、顔の白い斑点がチチブに比べて大きくてまばらなこと、胸びれ内側の黄色帯の中に赤い線が走ること、第一背びれのほぼ中央に赤色縦線がみられることなどから識別できるとされます。

食用にもなりますが、「ダボハゼ」などと呼ばれ、雑魚扱いされることの方が多いようです。

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