メガネモチノウオ

メガネモチノウオ

(くらげねこさん)04/7/6

(補足情報)
かなりの老成個体です。
大きく突き出した頭の突起が特徴的。

ナポレオン・フィッシュの名で親しまれています。

at 美ら海水族館
by くらげねこ様


分類: 脊索動物門  条鰭綱  スズキ目  ベラ科
学名: Cheilinus undulatus
英名: Humphead wrasse
別名: ナポレオンフィッシュ(俗称)
特徴:

和歌山県以南の南日本、およびインド・太平洋域に広く分布するベラの仲間です。
ベラ科としては世界最大になり、実に2mを超える個体も記録されています。

サンゴ礁外縁の潮通しの良い場所に単独で暮らし、小型の魚類などを餌とします。
人の姿には敏感で、海中であまり見かけることはないといいますが、場所によってはダイバーによって餌づけされている場所もあるようです。

メスや幼魚は全体に白っぽい体色をしていますが、老成したオスは全身緑色、顔は鮮やかな青色になり、頭にはコブ状の突起が生じて、かなりインパクトの強い風貌になります。
「ナポレオンフィッシュ」の名は、このコブをナポレオンの帽子に見立てたものです。また、メガネモチノウオの和名は、目の後ろの黒い縦線が眼鏡をかけているように見えることからつけられたといわれています。

その迫力ある外見から、国内外の水族館でよく飼育される魚です。また、生息地では食用にも漁獲されています。
一方で、生息地の環境悪化や過度の漁獲により、大型個体は減少しているともいわれます。




<メガネモチノウオ・ギャラリー>

全長20pほどの幼魚。

体は白っぽく、頭のこぶもあまり発達していない。

at サンシャイン国際水族館
メガネモチノウオ(幼魚)
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