モツゴ

モツゴ

(どふらいんさん)05/6/19

(補足情報)
繁殖力が旺盛で、都市部の公園の池などにもみられるお馴染みの淡水魚。

写真は繁殖期のオスで、全身が黒ずみ、体側中央を走る黒色帯が消えています。

by どふらいん様


分類: 脊索動物門  条鰭綱  コイ目  コイ科
学名: Pseudorasbora parva
英名: Stone moroko
別名:
特徴:

南日本、ロシア東部から朝鮮半島、中国沿岸、台湾、ベトナム北部に分布。

日本では関東平野以西の本州、および四国と九州に分布するとされてきましたが、移植によって北海道から沖縄にいたるまで日本中に広がっています。また、国外でもアジアやヨーロッパなどで帰化が確認されており、場所によっては高い繁殖率による在来生態系への影響が危惧されています。

平地の流れのゆるやかな河川や湖沼、池、用水などに生息。砂泥底域の中・底層に暮らし、水生昆虫や付着藻類を食べます。また、様々な水質に幅広く適応できるため、市街地の河川や公園の池などにも普通にみることができます。

体高は低く、吻はとがります。吻端から尾の付け根まで走る1本の黒色帯がありますが、これは現れない場合も少なくありません。同属のウシモツゴなどとは、側線が尾の付け根まで伸びることなどから識別できます。

繁殖期は4〜7月にかけてで、この時期になるとオスは石の周りなどに縄張りをつくり、ここにメスを誘い込んで産卵させます。産卵後は、オスだけが卵の周囲にとどまり、ふ化するまでの間これを保護します。

普通食用にはされません。




<モツゴ・ギャラリー>

(どふらいんさん)05/6/19

(補足情報)
画像上半分に白く見えているのは、水槽のアクリルに産みつけられた卵。

右下で親魚が卵を守っています。

by どふらいん様
モツゴ(卵を保護)

(どふらいんさん)05/6/19

(補足情報)
卵のアップ。

by どふらいん様
モツゴ(卵)
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