マダコ

マダコ

(ジャマランディさん)05/1/22
珍しくも何ともありませんが、マダコです。
図鑑にないからいいですよね。

(補足情報)
タコの仲間では最もよく知られた種類です。

at 南知多ビーチランド
by ジャマランディ様


分類: 軟体動物門  頭足綱  八腕形目  マダコ科
学名: Octopus vulgaris
英名: Common octopus
別名:
特徴:

三陸以南、南西諸島を除く日本各地にふつうにみられる他、全世界の温帯域に分布するとされています。ただし、タコの分類はまだ研究の進んでいない部分も多く、将来的にはいくつかの種に分かれる可能性もあるようです。

潮間帯から水深40mほどまでの浅い岩礁域や砂底域に単独で棲みます。
餌はエビやカニなどの大型甲殻類、貝類などを好み、岩陰や砂中に潜んで獲物が近づいてくるのを待ってから、覆い被さるようにして襲います。食べた後の貝殻などは巣穴の周辺に捨てるため、しばしば穴の周りに貝殻の山ができます。

よく「海の忍者」などと形容されるように、体色や体表の形状は、周囲の環境に合わせて大きく変化させることができます。これは外敵から襲われないようにしたり、獲物にそっと近づく際に非常に役に立ちます。

産卵期は春から秋にかけてで、メスは単独で岩の下などに卵塊を産みつけ、ふ化するまでの間保護します。卵塊は白い房状になり、フジの花に似ることから「海藤花(かいとうげ)」と呼ばれます。
卵がふ化して稚ダコが水中に泳ぎ出ると、母ダコは死亡します。一方、稚ダコは数週間ほどの浮遊期間を経た後、着底し底生生活を送るようになります。

食用として非常に重要で、国内外で漁獲されるほか、輸入も盛んです。
しかし最大の輸出国であったモロッコでは、乱獲のための資源の枯渇が起こりつつあるようです。




<マダコ・ギャラリー>

「タコつぼ漁」という漁法がよく知られるように、狭いところに好んで入る性質がある。

水族館でも、狭い隙間に入っていて見つけにくいことがしばしば。

at 鴨川シーワールド
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