リーフィ シードラゴン

リーフィシードラゴン

(松本隆さん)06/1/16
けっこうあちこちで見ますけど、葛西にしろ須磨にしろ背景が青いので、コントラストの低いはっきりしない写真になりがちです。
海響館の場合は背景が黒かったので、このように見易く撮れました。

(補足情報)
最近では水族館でもおなじみになりつつあります。

at 海響館
by 松本隆様


分類: 脊索動物門  条鰭綱  トゲウオ目  ヨウジウオ科
学名: Phycodurus eques
英名: Leafy seadragon
別名:
特徴:

オーストラリア南部沿岸の温帯域にのみ分布。

水深5〜15mほどの沿岸域に生息し、藻場やアマモ場、およびそれに隣接した砂底域などによくみられます。ふつう単独で行動し、胸びれや背びれを波打たせながら滑るようにゆっくりと泳ぎます。

体には多数の海藻にそっくりな皮弁が付いており、その特異な外見から他種と間違うことはありません。餌となる餌のアミや小型のエビなどを襲う際には、ゆっくりと近づいてゆき、細長い吻で吸い込むようにして食べます。

繁殖期、オスはメスの産んだ卵を自分の下腹部に付着させてふ化するまでのあいだ保護します。タツノオトシゴ類のような育児嚢は発達しません。

神経質な性質や、生き餌しか食べないという食性から飼育は容易でありません。
また、生息地であるオーストラリアでは、観賞用の乱獲による個体数の減少を危惧しており、野生個体の輸出には厳しい制限を行っています。一方では、飼育下で繁殖させている施設もあるようです。

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