クロホシイシモチ

クロホシイシモチ

南日本ではたいへんポピュラーな魚で、水族館で見かける機会も多い。

at 新江ノ島水族館


分類: 脊索動物門  条鰭綱  スズキ目  テンジクダイ科
学名: Apogon notatus
英名: Spotnape cardinalfish
別名:
特徴:

本州中部以南の南日本、および台湾、フィリピンに分布。
水深5〜10mほどの浅い岩礁域に巨大な群れをつくってくらします。夜に活発に活動し、主に甲殻類などを餌とします。

体側に目立った模様はなく、尾の付け根と頭頂部にそれぞれ1対ずつの黒点があるのが特徴です。10cmほど。

夏から秋にかけては繁殖期で、雌雄のペアは群れから離れて過ごすようになります。
産卵の際には雌雄が寄り添うようにして、メスの産んだ卵にオスが精子をかけ、受精させます。その直後、オスは卵を口の中に入れ、ふ化するまでの約1週間、餌も食べずに卵を保護します。

この口内哺育の様子は、しばしば水族館でも観察することができます。




<クロホシイシモチ・ギャラリー>

口内哺育中のオス。口がふくらんでいる。

メスとペアになって泳いでいることが多いので、慣れればすぐに見つかるはず。

at 新江ノ島水族館
クロホシイシモチ(オス)
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