カマキリ

カマキリ

(松本隆さん)06/1/3
ゴビウスの「レッドデータブックとは」というコーナーにいました。
”石化け”するそうで、確かにじっとしていると石と見分けがつかなそうです。
オニダルマオコゼといい勝負ですね。

(補足情報)
日本各地で数が減っている淡水魚。

at 宍道湖自然館ゴビウス
by 松本隆様


分類: 脊索動物門  条鰭綱  カサゴ目  カジカ科
学名: Cottus kazika
英名:
別名: アユカケ
特徴:

日本固有種。神奈川県・秋田県以南の本州、および四国と九州に分布します。

夏場、成魚は河川の中流域に生息し、流れのはやい礫底などで石の下に隠れています。待ち伏せ型の魚食魚で、小魚が近くを通りかかると襲いかかって食べます。

秋頃の夜、成魚たちは川の中層を流れ下って海へと移動し、河口や沿岸の岩礁域で卵を付着沈性卵を産みます。オスが卵を保護します。
ふ化した仔魚はしばらく海にとどまりますが、13〜15mmに成長すると川に入り、遡上を開始します。

大きなものでは25cmに達し、日本の淡水産カジカとしては大型です。口蓋骨に歯があること、前鰓蓋骨のトゲが強くとがることなどが特徴とされています。
「アユカケ(鮎掛け)」の名は、この前鰓蓋骨のトゲを用いてアユを引っ掛けて捕らえると言われてきたことに由来しますが、このような行動は実際には観察されていません。

ごく小規模な河川の改修によっても遡上ができなくなってしまうことから、全国的に生息可能な河川が減少しており、数が少なくなっています。福井県では天然記念物に指定されています。




<カマキリ・ギャラリー>

(松本隆さん)06/12/11
写真はアユカケですが、これを撮影した次の瞬間に大変なことが!

at 宍道湖自然館ゴビウス
by 松本隆様
カマキリ

(松本隆さん)06/12/11
後ろからいきなり別のアユカケにくわえ込まれました。
あれー!

at 宍道湖自然館ゴビウス
by 松本隆様
カマキリ

(松本隆さん)06/12/11
胸鰭と頭を大きく広げて耐えています。さあ、どうなる!
結局胸鰭のところまで飲み込まれましたが、脱出に成功、食われずにすみました。やれやれ。 ちょうど飼育員さんが来たので訊いたところ、時々共食いするんだそうです。 水族館内で自然界の厳しさを垣間見てしまいましたとさ。

at 宍道湖自然館ゴビウス
by 松本隆様
カマキリ
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