イバラガニ

イバラガニ

(muscaさん)05/3/4

(補足情報)
全身からトゲ状の突起が生えています。

at 鴨川シーワールド
by musca様


分類: 節足動物門  軟甲綱  十脚目  タラバガニ科
学名: Lithodes turritus
英名:
別名:
特徴:

食用として多数が流通し、「イバラガニ」の名で紹介されているものは多くの場合タラバガニモドキという別種であることが多いようです。よく知られるように、「カニ」と名にありますが、実際にはヤドカリなどに近い異尾類の動物。

房総半島から紀伊半島、高知県沖にまで分布するとされます。水深400〜600mほどの深海の砂泥底域にすみ、魚の死骸や付着動物を食べて生活しています。

背甲の縁や表面、歩脚などに長いトゲ状の突起がまばらに発達します。これらの突起は幼体のときほど長く、成長とともに小さくなっていくようです。甲長は12cmほど。

同属のハリイバラガニに似ますが、本種は甲や脚の付け根が黄色がかるのに対し、ハリイバラガニでは全身が赤色であること、甲の両縁にある突起の数が、本種の方が多いことなどから識別することができます。

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