シナノユキマス

シナノユキマス

(海洋芽鷹さん)06/6/7
写真はさかな公園 山梨県忍野村のシナノユキマスです。
コイ科に見えますが、実はサケ科で、めずらしいプランクトン食です。

(補足情報)
ヨーロッパでは高級食用魚。

at 富士湧水の里水族館
by 海洋芽鷹様


分類: 脊索動物門  条鰭綱  サケ目  サケ科
学名: Coregonus lavaetus
英名: Common whitefish
別名: コレゴヌス
特徴:

Coregonus属の分類は未だ確定されていない部分も多く、本種についても分布域はスイスのレマン湖周辺である(ただしレマン湖では絶滅)とも、イギリスから中部ヨーロッパに分布するもののほとんどが本種に含まれるとも言われています。

また、食用としてヨーロッパ各地やイランなどにも移入されています。日本では長野県の立岩湖や白樺湖などに試験的に放流されているようです。

湖に群れをなして暮らし、昼間は深い場所で過ごしますが夜間浅いところへ現れて、動物性プランクトンを食べます。ヨーロッパでは河口域にまで下る個体群もあるようですが、完全な海に出ることは少ないようです。

体は銀色で、日本のサケ類とは異なる印象の小さな口が印象的です。歯も小さく、プランクトン食に適応した口をしているといえます。

食用魚としては評価が高く、ヨーロッパでは古くより高級魚として珍重されています。一方、養殖が難しいこともあり日本ではあまり定着していないように思われます。

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