オス。

緑〜紫に光沢を放つ頭部が美しい。一方、尾が短いせいか寸胴にも見えてしまう…。

ロシア、バイカル湖周辺から中国東北部にかけての東アジアで繁殖。冬になると本州以南の日本各地や台湾、中国南東部に渡ります。北海道の一部では少数が繁殖します。

淡水の湖沼や池によくみられますが、海にも生息します。ふつう夜行性で、植物の種子や水草などを餌としています。

オスの頭部には緑や紫の光沢があり、よく「ナポレオンの帽子」と形容される、三日月形の独特の形となります。
首には黒色の帯があり、体は全体に黒と白の細かい模様があります。また、風切り羽の一部が長く伸び、下に垂れているのも特徴です。

メスは頭部が灰色がかり、体は褐色をしていますが、大きな特徴はありません。

６〜７月頃、水辺のやぶの中に巣をつくり、繁殖します。

（リッピさん）05/12/3

（補足情報）
ヨシガモのメスと思われます。右手前にいるのはキンクロハジロのオス。

こちらもメス。

コガモのメスと同様、腰の辺りに緑色の羽がある。

オスの額の部分には白色斑がある。