ヤマドリ

亜種コシジロヤマドリ(オス)

亜種コシジロヤマドリのオス。

知られている5亜種の中でも、体色が濃くて美しい。

at 井の頭自然文化園


分類: 脊索動物門  鳥綱  キジ目  キジ科
学名: Syrmaticus soemmerringii
英名: Copper pheasant
別名:
特徴:

本州から九州にかけて分布する、日本固有のキジの仲間。
山地の林や開けた草原などに暮らし、繁殖期にはつがい、非繁殖期には雌雄別々の小群で暮らすようです。

主に地上で生活し、歩き回りながら植物の種子や葉、ときに昆虫などを食べます。
オスでは長い尾が目立ちますが、メスは尾が短く、体色も淡めです。

生息地によって次の5亜種が知られています。

  • ヤマドリ(別名キタヤマドリ。S.s.scintillans):本州近畿地方以北
  • ウスアカヤマドリ(S.s.subrufus):本州の温暖地、四国の一部
  • シコクヤマドリ(S.s.intermediur):中国、四国地方
  • アカヤマドリ(S.s.soemmerringii):九州北部〜中部
  • コシジロヤマドリ(S.s.ijimae):九州南部
南に行くほど体色の赤みが強くなります。
しかし、近年では狩猟のための無差別な放鳥などによって、これらの亜種の特徴が失われてきているともいわれます。



<ヤマドリ・ギャラリー>

亜種コシジロヤマドリ(メス)。 キジ類の例にもれず、メスは地味。

at 大宮公園小動物園
亜種シコクヤマドリ(メス)

亜種アカヤマドリ(オス)。 確かに赤みが強いように見える。

尾羽が短いのは、おそらく換羽中のため。

at 井の頭自然文化園
亜種アカヤマドリ(オス)

亜種シコクヤマドリ(オス)。 体の色はコシジロヤマドリより薄く、腰の白い部分も狭い。

at 井の頭自然文化園
亜種シコクヤマドリ(オス)

亜種キタヤマドリ。本州中部以北に分布する。

at 上野動物園
亜種キタヤマドリ(オス)

亜種キタヤマドリのメス。

at 多摩動物公園
亜種キタヤマドリ(メス)

(くりかわさん)04/5/14
ヒナヒナシリーズです。
井の頭自然文化園で孵化したコシジロヤマドリのヒナですー。

(補足情報)
井の頭ではヤマドリの飼育に力を入れており、ヒナも順調に生まれています。

at 井の頭自然文化園
by くりかわ様
亜種コシジロヤマドリ(幼鳥)
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