ウズラ

ウズラ

成鳥。多摩の個体は野生種なのか家禽なのかは不明。

at 多摩動物公園


分類: 脊索動物門  鳥綱  キジ目  キジ科
学名: Coturnix japonica
英名: Japanese quail
別名:
特徴:

キジ科では珍しい渡り鳥で、夏は中国東北部からモンゴル北部、シベリア南東部、本州中部以北の日本で繁殖。冬になると本州中部以南の日本、中国東部から南部、ベトナム、ラオス、タイ、ミャンマーなどに移動します。

低地から山地にかけての草原、農耕地などに生息します。繁殖期はつがいで暮らし、それ以外の時期には単独から小さな群れをつくります。普段はあまり飛ぶことはなく、地上を歩いて植物の種子や芽、昆虫、クモなどを食べます。敵に襲われると体を低くして伏せ、危険が去るのを待ちます。

尾は短く、全体に丸みを帯びた体型。腹側は白色、背側は赤褐色で、淡色の縦斑があります。また、目の上に明色の帯があるのが特徴です。
雌雄はよく似ますが、メスでは体の赤みが全体に弱く、目の上の帯が黄色がかっています。

春から夏にかけて、茂みの中の地面を軽くくぼませて巣をつくります。卵は7〜12個を産み、メスが温めます。

日本では江戸時代の頃、鳴き声を楽しむために家禽化されたと言われています。現在では採卵用、食肉用、実験用として世界各地で飼育され、ペットとしても流通しているようです。
一方で、野生のものは生息地である草原的環境が少なくなったことによる個体数の減少が懸念されています。




<ウズラ・ギャラリー>

(大ペケさん)05/12/25
キジ科のウズラ(鶉)です。安佐の個体は家禽種なので無理なんですけど、この体形で渡り鳥だと知ったのは撮影して暫く経過した後の事でした。

(補足情報)
野生のものと家禽とで、外見の違いはほとんどないようです。

写真の個体は幼鳥だと思われます。

at 安佐動物公園
by 大ペケ様
ウズラ
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