ソウシチョウ

ソウシチョウ

(楓林さん)05/7/31
ことりの家でスズメ目最大を誇る彼らは、まだ繁殖期のようで、さえずり、飛び回りながら他の鳥を蹴散らしていました・・・。

(補足情報)
外来生物法の対象種に指定され、現在は飼育することができません。

at 安佐動物公園
by 楓林様


分類: 脊索動物門  鳥綱  スズメ目  チメドリ科
学名: Leiothrix lutea
英名: Red-billed leiothrix
別名:
特徴:

中国南部からミャンマー、ヒマラヤにかけて分布。
ペットとして輸入された個体が逃げ出すなどして帰化し、ハワイで定着しているほか、日本でも1970年代後半頃より本州や九州で確認されるようになっています。

低地から標高2700mの高山にまで幅広く分布。下生えのよく茂った森林に好んで生息し、群れで茂みの中を鳴き交わしながら活発に飛び回ります。餌は昆虫や植物の果実など。

頭頂はオリーブ色で、背面は灰色。腹部は淡色で胸はオレンジ、のどは鮮やかな黄色をしています。翼にも斑が入っており、また尾羽は先端が黒く、2つに分かれています。くちばしが赤いのも特徴です。

一夫一妻制で、ペアを替えることはないと言われます。ペアの仲が良い鳥として知られており、その生態にちなんで「相思鳥」の和名を付けられたといわれています。

巣は草や葉、こけなどから成るお椀型で、ササなどの下生えの茂みの中、地面に近いところにつくられます。メスはふつう3〜4卵を産み、卵は2週間ほどでふ化します。抱卵、およびヒナへの給餌はペアが共同で行います。

ウグイスなど同所的に分布する鳥との競合が懸念されており、日本では2005年6月に外来生物法の対象種に指定され、飼育は原則的に禁止されました。
一方、本来の生息地である南アジアでは、ペット目的の捕獲などによって数が減少しているとされ、サイテス2種に指定されています。




<ソウシチョウ・ギャラリー>

画像が暗くてすみません。

くちばしが完全に赤くないので、若い個体なのかもしれない。

at 上野動物園
ソウシチョウ(若鳥?)

ソウシチョウの名の由来は、ペアの仲が良いことから。

at バードピア
ソウシチョウ(ペア)
動物さくいんへ

図鑑トップへ

サイトトップへ
inserted by FC2 system