オオワシ |
(Ranさん)05/5/17 by Ran様 |
分類: | 脊索動物門 鳥綱 タカ目 タカ科 |
学名: | Haliaeetus pelagicus |
英名: | Steller's sea eagle |
別名: | − |
特徴: |
日本でみられる猛禽類の中では、迷鳥を除けば最大の種です。 夏はロシアのカムチャッカ半島や沿海州、サハリンなどで繁殖し、冬になると流氷に乗って南下して北日本や朝鮮半島などで越冬します。日本では主に北海道や本州北部でみられますが、さらに南の地方にもまれに飛来することがあります。
海に近い環境を好み、林や岩崖、流氷の上などで休息します。越冬の際には群れで過ごすことが多いようです。 体は全体に黒く、翼の一部と腿羽、尾羽、および額は白色です。脚とくちばしは濃い黄色で、とくにくちばしは非常に大きくて長いことからよく目立ちます。全長約1m、翼を広げた幅は2.2〜2.5mにも達します。 春から夏にかけてが繁殖期で、樹上に巨大な巣をつくり、2卵を生みます。抱卵・子育てはペアが共同で行います。 大型で見栄えがすることから長いあいだ狩猟の対象とされてきました。また、繁殖地では開発によって森林が伐採され、営巣に適した大きな樹木が少なくなり、ライフルで撃たれたシカを食べた個体が鉛の銃弾を飲み込んで中毒死していることなどから、絶滅が危惧されています。 国内の動物園では、円山動物園などが飼育下繁殖に成功しています。 |
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