ニホンコウノトリ |
多摩では国内初の飼育下繁殖に成功し、その後も順調に繁殖している。 at 多摩動物公園 |
分類: | 脊索動物門 鳥綱 コウノトリ目 コウノトリ科 |
学名: | Ciconia boyciana |
英名: | Oriental white stork |
別名: | コウノトリ |
特徴: |
かつてはユーラシアからアフリカに広く分布するシュバシコウの亜種とされていましたが、現在では独立種として扱うのが普通です。
自然分布はロシアから中国東北部にかけての東アジアとされています。 湖沼や河口、水田などにみられ、水辺を歩き回りながら長い嘴で魚類やカエル、昆虫などを捕らえて食べます。 繁殖期は春で、ディスプレイの際には嘴を上に向けてカタカタと打ち鳴らす、クラッタリングと呼ばれる行動をとります。 巣はマツの木などの樹上につくられ、直径1.5mほどの円盤状の大きな巣に2〜5個の卵を産みます。 兵庫県豊岡市では現在、コウノトリの復活を目指して生息に適した環境を整備し、大陸産の個体群を繁殖させるなどの事業が少しずつ進んでいます。 ちなみに、江戸時代以前の絵画にはツルが木の上に止まっている絵がしばしば見られますが、実際にはツルが木に止まることはなく、コウノトリの誤認であると考えられています。 |
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