カツオドリ

カツオドリ(メス)

(ジャマランディさん)05/2/28
台風などで負傷・衰弱した個体がたま〜〜に動物園などに保護・収容されることがあるようです。写真のカツオドリ君もそんな中の一羽なのかもしれません。

(補足情報)
写真はメス。動物園水族館で飼育されるのは非常に珍しい鳥です。

at 桂浜水族館
by ジャマランディ様


分類: 脊索動物門  鳥綱  ペリカン目  カツオドリ科
学名: Sula leucogaster
英名: Brown booby
別名:
特徴:

全世界の熱帯・亜熱帯海域に広く分布。国内では小笠原などが主な分布地で、繁殖もしています。

沿岸から沖合いの海洋上にみられ、上空を滑空するように飛び回っていることが多いようです。夜間などは切り立った岩崖の上などで休みます。

海上を飛びながら獲物を探し、トビウオやイワシ、イカなどの発見すると、翼を後方へすぼめてそのまま垂直に海中へと飛び込みます。
カツオの群れに追われて水面へ上がってきたイワシなどを捕らえることから、古くはカツオの漁場を知らせる鳥として漁師に重宝され、この和名が付けられたといいます。

腹部は白、胸から上面は黒褐色をしています。オスではくちばしの付け根や目の周囲の皮膚が青みがかるのに対し、メスでは全体が黄色いため雌雄を見分けることができます。

繁殖は他の動物の寄り付かないような岩崖の上で行われ、2卵を産みます。多くの場合、おとなまで成長できるのは1羽だけのようです。

飼育は難しいらしく、動物園や水族館でみられることはほとんどありません。




<カツオドリ・ギャラリー>

こちらはオス。

顔が青いのでメスと識別するのは容易。

at わんぱーくこうち
カツオドリ(オス)
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