カグー

カグー

どこかユーモラスな雰囲気を漂わせる鳥。ときどきオリの手前まで出てきては、お客さんを喜ばせている。

実はかなり珍しい鳥。

at 野毛山動物園


分類: 脊索動物門  鳥綱  ツル目  カグー科
学名: Rhynochetos jubatus
英名: Kagu
別名:
特徴:

オーストラリアのはるか東に浮かぶニューカレドニア島の固有種。
1科1属1種の珍しい鳥で、日本では上野動物園、野毛山動物園、ズーラシア(非公開)の3ヶ所でしか飼育していないほか、海外の動物園でもほとんど見られません。

飛翔能力はほとんどなく、森林の地上を長い脚で歩き回りながらミミズや昆虫、クモなどを食べます。

全身が青灰色の羽に覆われ、翼の一部には縞模様があるようですが広げないと見えません。
嘴と脚は、野生のものでは鮮やかな赤色をしていますが、飼育下では黄色くなってしまいます。餌の違いによるものといわれ、動物園でもミミズを殖やして与えるなど、工夫しているようです。

生息地では、森林の伐採や、持ち込まれたイヌ、ネコ、ブタによる捕食などの影響で数を減らしており、保護政策がとられています。

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