イワトビペンギン

亜種ミナミイワトビペンギン

目の上の黄色い飾り羽が印象的なペンギン。
少し前にはテレビのコマーシャルにCGのキャラクターで登場し、有名となった。

しながわのものは、基亜種ミナミイワトビペンギン(E. c. chrysocome)。

at しながわ水族館


分類: 脊索動物門  鳥綱  ペンギン目  ペンギン科
学名: Eudyptes chrysocome
英名: Rockhopper penguin
別名:
特徴:

南極大陸沖の亜南極圏の島々に分布するペンギンの一種です。
岸近くの岩場を、両足を揃えて飛び跳ねながら移動することからこの名が付けられました。

Eudyptes属のペンギンはいずれも目の上に黄色い飾り羽をもっており、よく似ていますが、本種は飾り羽の一部が垂れ下がり、なおかつ左右の飾り羽がつながっていないのが特徴です。

産卵は、海岸の岩場に小石などを集めてつくった巣の中で行われ、1度に2個の卵を産みます。ヒナはしばらくは親鳥に守られながら育ちますが、少し成長するとヒナ同士が集まって「クレイシ」と呼ばれる群れをつくり、その中で過ごすようになります。

群集性の強いペンギンといわれますが、日本の動物園水族館では数羽で飼育されていることが多く、繁殖が少ないため、国内飼育数は減少する傾向にあります。




<イワトビペンギン・ギャラリー>

亜種キタイワトビペンギン(E. c. moseleyi)は、国内ではあまり飼育されていない亜種。

飾り羽はよく伸長し、見栄えがする。

at 油壺マリンパーク
亜種キタイワトビペンギン

幼鳥。油壺では本種のみを群れ飼育し、繁殖も順調。

くちばしは黒く、目の上の飾り羽もないので成鳥に比べて地味に見える。

at 油壺マリンパーク
イワトビペンギン(幼鳥)
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