インドクジャク

インドクジャク(オス)

園内に放し飼いにしている動物園も多く、埼玉動もそのひとつ。

写真は長い飾り羽をもったオス。

at 埼玉県こども動物自然公園


分類: 脊索動物門  鳥綱  キジ目  キジ科
学名: Pavo cristatus
英名: Common pheasant
別名:
特徴:

インドやパキスタン、スリランカなど南アジアに分布。
この他、飼われていたものが逃げ出したりして世界各地で帰化しています。日本でも、南西諸島の一部では野生化が確認され、問題となっています。

茂った森林にオス1羽とメス数羽から成る小群をつくってい生活します。基本的には地表を歩き回り、昆虫や小型の爬虫類、植物の種子などを探して食べます。夜間は樹上に登って休みます。

よく知られるように、雌雄で大きく外見が異なります。
オスでは上尾筒(じょうびとう)が飾り羽として長く発達し、大きな目玉模様が多数ついています。また、首から胸にかけては青色をしています。一方メスは上尾筒の飾り羽をもたず、首が若干青みがかるほかは、全体に褐色で地味です。
雌雄ともに頭の上には冠羽が発達しています。

繁殖期になるとオスは飾り羽を扇状に大きく広げ、ときにこれらを互いに打ち鳴らしてディスプレイし、メスを誘います。
メスは飾り羽にある目玉模様の数の多いオスを良く好むとされてきましたが、近年の研究では目玉模様の数はメスの嗜好にあまり関係しないとも言われるようになっています。

姿が美しく比較的飼育しやすいことから、非常に古い時代より動物園や庭園などで飼育されてきました。全身の白いの変異個体は品種として固定され、シロクジャクと呼ばれています。




<インドクジャク・ギャラリー>

よく知られるように、春になるとオスは大きく羽を広げて打ち震わせ、メスにディスプレイをする。

at 東山動物園
インドクジャク(オス)

こちらはメス。
飾り羽はなく、体の青みもほとんどない。

at 東山動物園
インドクジャク(メス)

ヒナ。

シンガポールのセントーサ島にて、ほぼ野生化していると思われる親子が日光浴をしていた。

at セントーサ島(野生化?)
インドクジャク(ヒナ)

(大ペケさん)06/5/30
メスもなかなか手強いようで、カォー!と雄叫びをあげて翼を拡げ続けるオスを冷静に眺めています。でも、見て見ぬ振りというか、顔を背けている時間の方が長い気もしますが…

(補足情報)
オスの必死のディスプレイ、メスに届かない場合も少なくないようです。

at 安佐動物公園
by 大ペケ様
インドクジャク

シロクジャク。

白化個体を固定したもので、観賞用としてよく飼育される。

at 野毛山動物園
シロクジャク

(リッピさん)05/11/28
シロクジャクがなかったかと 羽広げていませんが(^^ゞ

(補足情報)
優美な姿から観賞用に飼育されるのもうなずけます。

at 奈良市総合福祉センター・野鳥の森
by リッピ様
シロクジャク

(リッピさん)05/11/28
上品なお顔ですね

(補足情報)
目の周辺は皮膚が裸出しています。

at 奈良市総合福祉センター・野鳥の森
by リッピ様
シロクジャク
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