（Ranさん）05/5/17

（補足情報）
猛禽類愛好家にはおなじみの、中型のタカの一種。

カリフォルニアおよびテキサス以南のアメリカ合衆国、メキシコから中央アメリカを経てチリ、アルゼンチン南部に至るまでの南アメリカに広く分布。

荒地やサバンナなど、比較的乾燥しているひらけた場所を好みます。朝と夕方によく活動し、木の上などから狙いを定めて、ジリスやウサギ、トカゲ、ヘビ、地上性鳥類などを捕らえて食べます。
１頭の動物を数羽で追って疲れさせてからしとめたり、茂みに逃げ込んだ動物を１羽が追い出し、別のものが捕らえたりするなど、猛禽類としては珍しく複数の個体が協力して獲物を捕らえる生態が知られています。

体は全体が濃い茶褐色で、翼はやや赤みがかっています。また、尾の付け根、および尾の先端部は白色をしています。
和名の通り腿羽は赤褐色をしていますが、上の写真では隠れてしまっていています。

樹木やサボテンなどの上に木の枝、枯葉などを用いて巣をつくります。卵の数は２〜４個で、ペアが共同して卵を温めます。しばしば、１羽のメスが２羽のオスとつがうこともあるようです。

比較的人に馴れやすいとされ、世界の猛禽類愛好家の間で親しまれている鳥です。

桂浜では本種を用いたパフォーマンスを行っている。