アンデスコンドル

アンデスコンドル(オス)

写真はオス。

飛ぶ鳥の中では最も大きくなる種類の一つ。
天気のいい日には羽を広げて日光浴している姿もよく見かける。

at 東武動物公園


分類: 脊索動物門  鳥綱  タカ目  コンドル科
学名: Vultur gryphus
英名: Andean condor
別名: コンドル
特徴:

ベネズエラ以南、チリ南部までのアンデス山脈に沿って分布し、高山の断崖や、ペルー・チリでは海岸部でもみられます。
主にグアナコや家畜、海辺ではクジラやアザラシなどの動物の死体を食べるため、ワシタカのように獲物を捕らえる必要がなく、これらの鳥に比べると脚は弱くなっています。

皮膚の裸出した頭と首の周りの白いえりまき状の羽が特徴的です。また、羽を広げた幅は3.2m近くになり、カリフォルニアコンドルと共に飛ぶ鳥の中では最大級のもののひとつです。

オスの成鳥では頭部にとさか状の突起がよく発達するため、雌雄を見分けるのは容易です。コンドルの仲間で雌雄の形態的な違いがみられるのは本種のみ。

生きた動物を襲うことはありませんが、現地では家畜に被害を与えるという迷信のために殺されたりして、数が減少しつつあるといわれます。

岩崖のくぼみなどに営巣し、ヒナを育てます。




<アンデスコンドル・ギャラリー>

メスは頭の突起がない。

体の大きな鳥であるゆえに、動物園でも注目を集めていることが多い。

at 東武動物公園
アンデスコンドル(メス)

上と同じ個体。後ろから見るとこんな感じ。

at 東武動物公園
アンデスコンドル(メス)

オス、頭部。

とさか状の突起が発達し、目の虹彩は黄色っぽい。

at 東武動物公園
アンデスコンドル(オス)の顔

こちらはメスの頭部。

とさかはなく、虹彩が赤い

at 上野動物園
アンデスコンドル(メス)の顔
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